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息子のこと、日々の暮らしのこと。
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のらりくらり書いている屋久島日記、最終回は宿の話。
前回泊まった宿が素晴らしかったので、今回も同じ宿にしました。
屋久島は若干2回目ですが、島の回り方で思うのは、
トレッキングなど森や山といったアクティビティは島の東側に多くあり、
一方、島の西側は静かなイメージ。
なので、屋久島入りしては、ます森に入り、都市生活でよどんだ?心と体に、
多少体に鞭打ちつつ、強制リフレッシュ。
旅の前半でアクティブに動いたあとは、
島の西に移動して、なんにもない休日を過ごす、
こういった過ごし方がいいのではないかと思います。
そんななにもしない休日・・・をかなえてくれる宿が、この宿、送陽邸です。
屋久島に古くからある民家を移築して、造られてきた宿。
部屋にはテレビも電話もありません。
聴こえてくるのは、潮騒の音のみ。
やっぱりここでの過ごし方は、一にも二にもなにもしないこと。
ビーチに行ってゆっくり、ハンモックに揺れれてうとうと、
そして夕方、日の沈む前から、一杯やるのが理想。
なのになのに、今回我が家は先日の日記にも書いたとおり、
日程を間違えて(汗)、西に来てもなお、また島を半周して東の森まで行ってしまい、
盛りだくさんな内容。
休みにきたはずが、疲れてしまうというちぐはぐぶり。
貸切家族風呂のひとつ、檜風呂。
この宿は海外からのゲストも多く訪れるようですが、
毎年訪れるスコットランドからの夫婦は、4日まるまる部屋と海の往復のみ。
レンタカーは借りてきているけれども、どこにも行かないそうです。
あれやこれやしてしまう、我々日本人とは大違い、
そんなふうに過ごしてみたいものです。(多分無理。)
そして、送陽邸のメインはなんといっても、この夕陽。
食事は海にせり出したこちらでいただきます。
屋久島の海の幸料理。
のお供はもちろん、三岳のお湯割りで。ぷへ〜っ。
夕陽も美しいですが、沈んだあとのグラデーションがなんとも素晴らしい。
刻々と空の色が変わっていくのを楽しみます。
ゆっくりちまちまやりたい私たちの願いが伝わったのか、
ひな坊もいい感じでコテっと寝てくれました。
座布団を並べて転がしておきます。
2年前は座布団1つだったのが、今年は2枚並べて。
夜風に吹かれて、こちらも気持ちよさそう。
ここでもテラスに大の字になって星空を眺めました。
月は新月前。灯かりはほとんどなく、またストンと落ちる流れ星を何度も見ました。
部屋のベランダ。
宿の前の海は、永田いなか浜。
ウミガメの産卵で有名な浜です。
この時期はウミガメの産卵シーズン。
でも、産卵をする夜間は、ウミガメ保護の観点から
観察会に申込みをした人以外の立ち入りは禁止なのです。
残念、見れないねと思っていたのですが、
宿の方の話によると、立ち入り禁止は明け方まで、
まれに早朝に、産卵に遅れてしまった亀を見れることもあるんだそうです。
夫は山登りで疲弊&その後で宴で二日酔いのはずなのに、
明け方抜け出して浜に出ていってました。
そして、何度携帯を鳴らしても起きない妻にガッカリしつつ・・・
もうずいぶん明るくなって目が覚めた私たちは、ダメもとで行ってみました。
浜に着くと、最後の一匹がまさに海に帰ろうとしているところでした。
ちっちゃな亀が、一生懸命海に帰ろうとしてるけど、これがなかなか帰れない。
波に乗ったか?と思えど、波打ち際に引き戻されること、何回も。
そうしてようやくこの瞬間が・・・あっ、乗った乗った〜。
次の波でその姿は戻ってくることはなく、
みんなが見守る前で、無事に海に帰って行きました。
なんだかじーん。ドラマでした。
しかし、ひな坊は「かめーかめー。」というわりには、
手にのせていいですよ〜とボランティアの方が見せてくれたら、
ビビリ坊でした。(案の定)
このあとは洋服のまま、全身入水してました・・・・。
そんなビビリ坊に、宿の方からクワガタをいただきましたよ。
わぁ!わぁ!つかもうとするけれども、やっぱり無理。
そのわりに、上から押そうとしてみたり。
子供って時として、残酷です・・・。
今年も素晴らしい思い出ができました。
来年もまた来ます、屋久島。
++++
で、帰路の話もついでに・・・。
屋久島をあとにして高速船で鹿児島に。
鹿児島のビルが立ち並ぶ街をみると、あぁ、現実世界に戻ってきたなぁという感じ。
ここでお友達と会いました。というか、ブログ友さんで、初対面なんだけど、
もう知り合ってかれこれ5年以上?もう既知の間柄で不思議な感じでもありました。
で、鹿児島といえば、とりあえずトンカツでしょ。
ひな坊と私は、新幹線で福岡の実家に、夫は東京に。
新幹線のホームでお別れでした。
祝・九州新幹線。
鹿児島ー博多間を1時間20分で結びます。
で、記念撮影などして、じゃね〜とお別れ、新幹線のドアがプシューっと閉まったあと、
夫が慌てて、なんか言ってます。
私のバッグ・・・?
ん!夫の携帯があるじゃないですか。
ちーん。 受難その1。
その1とくれば、その2もあります。
実は屋久島でお金が足りなくなりました〜。
おろした現金が足りず・・・レンタカー代が現金だってことが誤算でした〜。
といってもおろせるコンビニなどはなく・・・
送陽邸さんでの支払い時に、足りないよ!が発覚し、
お恥ずかしながら、不足分を明日振込します、ということに。
残金残り4000円くらいをお互いでシェアし、
鹿児島についたら、カードがつかえるから一安心。
現金もコンビニでおろせるでしょと思いきや・・・
口座のある銀行はコンビニではセブンでしか下ろせないのですが、
駅や、駅周辺を調べても、ない。
「鹿児島 セブン」でググったら、2011年度に市内に出店開始します!と。
そんなこんなで、鹿児島空港まで行くバス代もないんだけど〜。
カード払いもできないよね・・・。
新幹線の車中、困ったメールが送られてきてました。
(幸いににして、会社用携帯を持っていたのでまだ救われました。)
仕方なく、最終手段、キャッシングで現金をゲットして空港に向かったようです。
なんだ、1200円は持ってたよ、って。子供のお財布みたい。
そして、夜便でたんまり時間もあるので、
空港でマッサージを受けたら、時間がなくなり、ギリギリの搭乗、
しかも荷物の中に携帯コンロ用のガスボンベが見つかって
荷物を全部開けられてと、なんだよ〜と、まぁツッコミ満載な人です。(笑)