昨年末から通った歯科もようやく終了。ということでその記録を。
2歳半くらいから何本か虫歯がでてきたけど、歯みがきで治りますよ〜
という歯科に通っていたこともあり、あまり深く考えていなかったのですが、
3歳児検診で「これは酷い!お母さん、それは歯医者変えなきゃダメですよ。」
と言われたことでこんなに酷かったのか〜と現実を知ることとなり、
歯医者通いが始まりました。
しかも、虫歯は前歯の裏側だけかと思いきや、
4本の犬歯&前歯の下部分以外は全部クロだったという・・・。
で、近所の別の歯科に行ったのですが、最初のうちは先生も歯科に慣れるよう
少しずつ治療をしてくれていたのですが、神経処置に長い時間がかかって、
何度も麻酔、それまでこらえていた坊も別人に、大泣き&大暴れ。
助手さん数人でおさえて、先生の手は噛む、最後は口を開ける装置を入れられ、
それでも必死に抵抗して「おかーさーん、おかーさーん」と叫び続け・・・
しまいには泣き続けて嘔吐、で治療寸断。
見るに見かねて涙が出てしまいました。
私のせいでこんな思いをさせてしまって本当にごめんね・・・。
結局、一般歯科では続行不可ということで、遠方の大学歯科に通うことになりました。
大学歯科になってなにが変わるかというと、治療自体は変わらないのですが、
治療環境が違います。
ベッドに寝ると、まずタオルでぐるぐる巻きにされ、
その上からネットで巻き付けられ、固定。
そして、口を開ける装置をつけた上、治療する歯以外の部分を覆う
マスクをつけられます。
坊はとりあえずベッドに寝る段階から大泣きで、治療中も怒り狂った犬のように、
ずっと発狂してて、吐き戻すことも多々。終われば目の回りは内出血で赤い湿疹が。
治療中、全力で泣いてて、先生が手を休めた時などもう少しラクすればいいのにね・・・
と思うのですが、治療が終わって帰りのバスではいつもこんな感じ。
治療後に手に貼ってもらうシールは
噛まないで。(笑)
そんな感じでも幸いなことに、病院に行くまでの道中「行きたくない〜」
と泣くようなこともないので、それは随分救われてると思ってましたが、
待合室でアンパンマンのDVDを見て
「あんぱーんち。バイキンマンやっつけるからね。」
「今日はがんばるからね。」
とか言いつつ、名前が呼ばれれば、そこからうぇ〜ん。
「今日はがんばんない〜。」
「おかあさん、おててぎゅっとしてて〜。」
でも終われば案外ケロっとしてるのがやっぱり救われてると思えます。
「いっぱい泣いちゃったの〜。おかあさん、あっくんのこと嫌い?」
「いやいや、いつでも大好きよ。今日もよくがんばったね。」
大泣きして、大量のエネルギーを消費したあとは、食欲モリモリ。
そして坊のリクエストに応じてしまうという・・・。
トミカ。
でも、その大きいのはダメですよ〜。
全部治療が終ってからという約束ですからね。
毎回小さいの、260円の限定で。
しかしモノでご褒美というのは不純な動機だわ〜と分かっているんですけどね・・。
最近お店屋さんごっこが好きな坊ですが、
これにもれなく歯医者さんごっこも加わりました。
おかーさんねてくださーい。はいしゃさんやりますよー。
タオルまきますかー。ぐるぐるぐるぐる。
ネットつけまーす。ぱちっぱちっぱちっ。
水でまーす、しゅーっしゅーっ。
苦しいですか〜掃除機で吸いますよ、ごごごごーっ。
つまよーはいれますー。
ちなみに「つまよーは」というのは、つまようじのこと。
歯の治療で使われる尖ったやつのこと言ってます。
なぜにつまよーは?なんですけど最近は「つまよーは」から
正しい「つまようじ」となってしまったのがちょっと残念。
そういういいまつがい、好きなんだけどな〜。
で、治療の最後には、
「赤い紙いれまーす。カチカチかんでください〜。」
噛み合わせの赤いシートで終了。
そんな感じでだいぶやっていることが分かるようになってきて、
回を重ねるごとに、相変わらずベッドに寝てはずっと泣いている状態ですが、
痰をとって「スッキリした?」の問いに「うん」と意思表示したりと
コミュニケーションが取れてくるようになりました。
そして迎えた最終回。
先生たちにも「こんにちは。」してベッドに寝転がり、バスタオル、
ネットを巻いてもあらっ?静かなまま。
いつもは顔をおさえる係の助手のお姉さんもあらっ?
最後にして、とうとう一度も泣きませんでした〜!
あの感じだと、小学校入るくらいまではずっと泣いているもんかと思ってましたから。
「お兄ちゃんになったね。」という言葉に誇らしげ。
笑顔で「ありがとうございました。」とお辞儀をして帰りました。
本人にしてみても、これは自分で頑張って乗り越えた、
ひとつ大きな自信になったんではないかと思います。
で、歯科をあとにすれば
「がんばったからジュース買って〜。」
ほんと懲りないヤツ。却下で。
でも帰り、お気に入りのパン屋でとびきり美味しいクリームパンを。
チャラですかね?
歯みがき頑張らなければですよ。
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先日は私の誕生日でした。
坊にハッピバスディ〜を歌ってもらって嬉しかったです。
そういえば1年前の夫の誕生日は
「はって、あうわーん。えーの、ふーっ。」
(訳;はっぴばーすでぃ、おとーさーん、せーの、ふーっ。)
と随分な短縮系だったなぁと。なつかしいなぁ。
夫がお花を買ってきてくれたのですが、私が台所でご飯を作ってるとき、
坊とごそごそやってるなとは思ってたのですが、
私宛てにメッセージを書いてくれたらしいです。
「お母さんにはヒミツね。」とひそひそ声で言うと、
坊はひそひそ声で「うん、わかった。」
それでそのまま私のところにやってきて、満面の笑みで、でもひそひそ声で、
「あのね〜あっくんね〜おかあさんのカード書いてあげたよ!」と。
その姿がとてもかわいくて、でもおかしすぎて、大笑い。
そしたらそれを聞いた夫が、「なんだよ〜!」
とやってきたもんだから、それにビックリして、きょとん。
そしてこらえていた涙がぽろり。うぇーん。
まだまだそんな建前みたいなものは難しいお年頃ですよね。
最近本屋などでもひそひそ声で話してきます。
だんだんとまわりのことにも気を遣えるようになってきたんだなぁと。
別の日に誕生日のディナーでお出かけしました。広尾のこの店に→
★坊は生ハムとかモッツァレラとか一口食いしてて、もっとゆっくり〜。
あまり食べなくて退屈するかもと思ったから、グッズを持ち込んだりしてたのですが、
その出番もなし、ほぼ3等分平らげました。
これはリゾット、ここからサーブしてくれました。
Buono!な夜でした。
私も仕事が始まってなにかと疲れが抜けにくく、腰痛もあったりして、
冗談抜きで「老い」を感じる今日この頃ですが、
悲しいかな、でも前向きに?年を重ねていきたいとも思うところです。